‘患者移送を遅らせたタクシー運転手を厳罰’の請願、一日で40万人突破=韓国(提供:news1)
‘患者移送を遅らせたタクシー運転手を厳罰’の請願、一日で40万人突破=韓国(提供:news1)
救急患者を乗せた救急車を塞ぎ、患者の搬送を遅らせたタクシー運転手を厳罰に処してほしいという大統領府の国民請願が、1日で40万人以上の同意を得た。

今月3日、大統領府の国民請願掲示板に掲載された「救急患者がいる救急車を塞いだタクシー運転手を処罰してください」という請願はこの日午後7時20分時点で、約40万500人の同意を得た。

同日午前、参加者が30万人を超えたこの請願は大きな関心を受け、半日で40万人を突破した。

大統領府の国民請願は20万人以上の同意を得れば、大統領府または政府関係者の公式答弁を受けることができる。

請願人は「6月8日の午後3時15分ごろ、母親の呼吸がとても浅く、痛みもひどくて救急車に向かうため、私設の救急車を呼んだ」という。

請願人によると、母親を乗せた救急車は2車線から1車線に車線変更し、営業用タクシーと軽い接触事故を起こした。救急車の運転手が「患者を病院まで搬送し、事故は後で解決する」と話すと、タクシー運転手は「事故が起こった場合は、事故を先に処理しなければならない」と立ち塞がった。

請願人は「タクシー運転手はタメ口で『事件の処理が解決するまでは行かせない』『患者が死んだら俺が責任を負うから、処理した後に行け』、119を呼ぶ」と話した。

口論は10分ほど続き、他の救急車が到着して母親を乗せて行ったが、救急室に到着した5時間後に母親は亡くなった。

請願人は「警察の処罰を待っているものの、罪名は業務妨害罪しかないのだという」とし、「軽い処罰で釈放されると思うと、悔しくて本当に胸が張り裂けそうだ」とタクシー運転手を厳罰に処してほしいと要請した。請願には事故当時の状況が収録された救急車のドライブレコーダーの映像も添付された。

請願を受けて、警察の捜査も一層強化される。ソウル地方警察庁は、ソウル市カンドン(江東)警察署が捜査中の今回の事件と関連して、既存の捜査チームに強力な1チームをさらに支援したことを明らかにした。

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