韓国で教会発の新型コロナ感染者、多数確認=水原市の”いい加減な対応”に市民は激怒(画像:news1)
韓国で教会発の新型コロナ感染者、多数確認=水原市の”いい加減な対応”に市民は激怒(画像:news1)
韓国・キョンギド(京畿道)所在の教会で新型コロナウイルス感染者の確認が相次いでおり、物議をかもしている。

 水原中央バプテスト教会の信者の間で新型コロナウイルス感染者が多数確認され、これをめぐり水原市のいい加減な感染病対策に批判の声が高まっていると報じられた。

 市と防疫当局によると中央教会は、新型コロナウイルス感染拡大が広まる前から平均およそ9000人の信者が礼拝に出席する超大型教会と知られる。在籍信者に対する正確な集計はないが、信者は数万人と推定される。

 この教会で去る27日午前、新型コロナウイルス感染者が初めて確認された。そして同日午後、この感染者の妻と娘の感染も確認。妻と娘も中央教会の信者であることが後になってわかったという。

 SNSを通して感染者情報を公開していた水原市は、この3人の感染情報に教会と関連する情報を追記しなかった。

 市は記者会見で「中央教会の感染者に対する疫学調査の結果、礼拝を通じた集団感染は把握されておらず、信者間の接触により感染と確認された」と発表。「教会内礼拝での感染ではなかった」との説明だ。

 この説明に対し、市民は「複数の教会で集団感染が蔓延しているが、市があまりにいい加減な対策をしているのではないか」とし、「礼拝に出ていたのだとすれば、1時間以上も同じ場所に滞在していたことになる。それなのに、(教会内の)接触ではなかったと言えるのか」と疑問を呈している。

 また、他の市民は「他の教会も政府のルール通りにしていたが、感染者が出たと聞いている」とし、「なぜこの教会だけ検査をしないのか、わからない。水原市民は不安だ。信者全員を検査してほしい」と市に要求した。


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