文在寅韓国大統領は29日 韓国大統領府で、首席補佐官会議を主宰した(提供:news1)
文在寅韓国大統領は29日 韓国大統領府で、首席補佐官会議を主宰した(提供:news1)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、今月30日 日本政府による一方的な輸出規制措置断行から1年を迎えることについて「去る1年、我々は奇襲的な日本の措置に揺さぶられず正面突破したことで、むしろ“災い転じて福となす”の契機をつくった」と伝えた。

文大統領は今日(29日)青瓦台(韓国大統領府)で、首席補佐官会議を主宰した席で「今週は日本による一方的な輸出規制措置が断行されてから1年が経つ」と語った。

日本政府は昨年7月4日から、フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素など3品目に対する輸出規制を断行した。

文大統領は「我々の主力産業である半導体とディスプレイの核心素材をねらった日本による一方的な措置が韓国経済にとって直撃弾となるだろうという否定的な展望は、その通りにならなかった」とし「今までただの一件の生産支障も起こらなかった。素材・部品・装備産業の国産化を早め、供給元を多角化するなど、核心品目の安定的な供給体系を構築するという成果を成し遂げ、誰も揺さぶることのできない“強い経済”として行く道を開いた」と評価した。

また「特に民と官が混然一体となり、大企業と中小企業、需要企業と供給企業たちの間で力を合わせたことが“災い転じて福となす”の決定的な原動力となった」とし「我々が目標を立て力量を結集させれば、依存型経済から抜け出すことができるという自信をもつようになったことは、何物にも代えられない大切な経験だ」と強調した。

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