宣教団体で韓国の“殉教者の道”の代表、エリック・フォーリー牧師夫妻(提供:news1)
宣教団体で韓国の“殉教者の道”の代表、エリック・フォーリー牧師夫妻(提供:news1)
宣教団体で韓国の“殉教者の声”は25日午後7時52分ごろ、韓国カンファド(江華島)から北に飛ばした“風船聖書”がこの日の午後11時ごろ北朝鮮地域に到着したことを明らかにした。

フォーリー・ヒョンスク牧師は26日、韓国総合ニュース通信社“ニュース1”とのインタビューで「聖書をつけた風船4つが北朝鮮のチョルウォン(鐵原)郡を通過し、安全に到着した」とし「正確な場所と冊数は保安の関係で明かすことはできない」と語った。

夫のエリック・フォーリー牧師は「韓国の“殉教者の声”は、成功裏に風船を送ることのできる天気の時ごとに、風船を利用して聖書を送ってきた」とし、「次にまた風船を送れる天気になれば、18年前に北朝鮮の地下教徒たちと交わした約束どおり、聖書を風船につけて北朝鮮に送る」と語った。

つづけて「これが犯罪ならば、我々は喜んで犯罪者扱いを受け、当局の処罰を受け入れる」と語った。

また「我々が風船を飛ばす最も根本的な理由は、北朝鮮に聖書を送るためだ」とし「対北ビラ散布とは完全に違うということを、韓国民たちがわかってくれたらと思う」と語った。

“殉教者の声”は去る24日午前にソウルで記者会見を開き「去る15年間、他の団体とは違い、風船に政治的メッセージのあるビラをつけて送ったことはない」とし「ただ北朝鮮政府が直接出版した聖書の翻訳本だけを送った」と主張した。

韓国の警察関係者は「ソウル地域警察に確認した結果、現在告発の申請が受理された状態だ」とし「事実関係の確認後、南北交流協力法違反の容疑の適用などを検討する予定だ」と語った。

現在“殉教者の声”は、世界15か国にある宣教団体で、毎年北朝鮮に4万冊ほどの聖書と平均500キログラムの米を送っている。

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