新規感染者数は30人以下に減少したが、首都圏と中部・大田の訪問販売会社を中心に感染者の発生が続き、同好会の集まりでも集団感染が発生していることから、感染者は再び増加する可能性がある。
さらに、海外で感染した後に韓国に入国する海外流入事例も増加しており、防疫当局は市中感染と海外流入を同時に防がなければならない状況だ。
今月に入り、1日当たりの新規感染者数は30~50人台で推移していた。20日には67人と急増し、21日は48人、22日は17人、23日は46人、24日は51人と、増減を繰り返している。
この日の新規感染者のうち市中感染は23人、海外からの流入は5人だった。市中感染はソウル市が8人、京畿道が9人、仁川市が1人と、首都圏での感染者の増加傾向が続いている。また、10日近く連続で市中感染が発生している大田市で4人、忠清南道で1人の感染が確認された。
海外からの流入は、前日(20人)に比べて大幅に減少した。5人中4人は入国時の検疫で感染が確認され、残りの1人はソウルで自主隔離中に感染が判明した。
市中感染と海外流入を合わせると、ソウル市、京畿道、仁川市の首都圏が19人、大田市が4人となる。
新規感染者が首都圏と大田に集中しているのは、訪問販売会社関連の感染が続いているのに加え、新たな集団感染が発生したため。
ソウル市内の訪問販売会社では24日正午までに新たに3人の感染が確認されて計205人、大田市の訪問販売会社関連の感染者は1人増えて計58人になった。
同好会関連の集団感染も新たに発生した。15日にソウルの汝矣島漢江公園の駐車場に集まった自動車同好会の会員のうち4人の感染が確認されたほか、接触者1人の感染が判明し、これまでに5人の感染者が出た。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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