返還された遺骨を韓国国旗で覆う韓国側関係者(国防日報提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
返還された遺骨を韓国国旗で覆う韓国側関係者(国防日報提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争で戦死し、北朝鮮で見つかった韓国軍兵士の遺骨147柱が米ハワイを経て約70年ぶりに韓国に戻った。韓国空軍が24日伝えた。 遺骨を乗せハワイを出発した空軍機が24日午後、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)に到着した。遺骨は2018年の初の米朝首脳会談の後、米国に送られたものなどだ。 朝鮮戦争勃発から25日で70年を迎えることに合わせ返還された遺骨は、ハワイの米国防総省捕虜・行方不明者調査局(DPAA)で保管されていた。DPAAは紛争地での遺骨収容を専門とする機関で、今回返還された遺骨は同機関と韓国との共同調査により韓国軍戦死者のものと判定された。 国防部は、発見された地域で戦闘を行った部隊の戦死者の記録などと照らし合わせ、遺骨の身元を確認する予定だ。 朝鮮戦争で戦死した韓国軍兵士の遺骨は、これまで、2012年に12柱、16年に15柱、18年に65柱が返還された。 今回の遺骨返還のため、21日に国防部の朴宰民(パク・ジェミン)次官を団長とする関係者48人が空軍機でハワイに移動。朴氏らは現地で行われた返還式に出席した。 朴次官は朝鮮戦争勃発から70年に合わせて行われた遺骨の返還について、韓米同盟をさらに堅固にする機会になるとし、「国のために犠牲になった戦死者を国が最後まで責任を負うという韓米の努力が実を結んだ」と話した。
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