韓国外交部の金丁漢・アジア太平洋局長(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国外交部の金丁漢・アジア太平洋局長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長は24日、日本外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長と電話で協議した。金氏は朝鮮半島出身者の強制労働が行われた長崎市の端島炭坑(軍艦島)などを含む「明治日本の産業革命遺産」(23施設)が世界遺産に登録された際に日本政府が約束した措置が履行されていないと指摘。滝崎氏に強い遺憾と抗議の意を伝え、是正を求めた。 日本は犠牲者を記憶にとどめるための措置として情報センターを設置する方針を明らかにしたが、今月15日に一般公開された「産業遺産情報センター」(東京都新宿区)の軍艦島に関する展示には強制徴用の事実を否定するような内容が紹介されている。 これに対し、滝崎氏は日本側の立場を説明した。 両氏は日本の対韓輸出規制強化、強制徴用訴訟問題などについても議論した。 また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外交当局が緊密に連携する必要があるとの認識で一致した。 諸懸案の解消のため、引き続き緊密な意思疎通を続けることでも合意した。 両氏が協議を行うのは5月13日以来となる。
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