マイク・ポンペオ米国務長官が23日(現地時間)、回顧録を出版したジョン・ボルトン元ホワイトハウス国家安全保障補佐官に対する司法処理の可能性を示唆した。

マイク・ポンペオ長官はこの日、FOXニュースに出演して「率直に言って、ジョン・ボルトン氏が本で公開した情報は、刑事上の責任を負うべきもの」とこのように述べた。

ジョン・ボルトン元補佐官は同日、ホワイトハウス在職時代(2018年4月から2019年9月まで)の経験を盛り込んだ回顧録「そのことが起きた部屋 (The Room where it happened)」を出版し、波紋が広がっている状況だ。

この本には、北朝鮮関連の問題を含めて、ドナルド・トランプ大統領の外交・安保政策とその決定過程を批判する内容が含まれている。

ドナルド・トランプ大統領は、ジョン・ボルトン元補佐官の回顧録主張が、ほとんど「嘘」としながらも「国家機密」に該当することも含まれていると主張している。

これと関連して、マイク・ポンペオ国務長官は、スパイ容疑で起訴された元情報要員エドワード・スノーデン氏を取り上げて、「私たちはみんな、エドワード・スノーデン氏の例を通して、機密情報を暴露したときに何が起こるかを見てきた」とし「ジョン・ボルトン元補佐官がしたことも彼と変わらない」と主張した。
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