朝鮮中央通信が軍総参謀部の立場表明を報じた。総参謀部は非武装地帯に再度軍隊を送り、前線を要塞化して韓国に対する軍事的警戒を強める措置を取るよう朝鮮労働党統一戦線部などから意見があったことを明らかにした。
北朝鮮が言う南北合意によって非武装化された地域とは南西部の開城と南東部の金剛山一帯を指すとみられる。
開城は南北経済協力事業の開城工業団地が建設される2003年以前は複数の師団や砲兵旅団が配備されていた。北朝鮮は開城とその近郊などに再び軍を駐留させる意図を示したと受け止められる。
北朝鮮は韓国に向けた批判ビラの散布に乗り出すことも警告した。北朝鮮は今月に入り、韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体による対北批判ビラの散布を激しく非難。報復措置を示唆しながら圧力を強めている。
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