朴相学氏(資料写真)=(聯合ニュース)
朴相学氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部が10日、北朝鮮体制を非難するビラを飛ばす活動を行っている「自由北韓運動連合」など二つの北朝鮮脱出住民(脱北者)団体を南北交流協力法違反で告発し、両団体に対する政府の法人設立許可を取り消すと発表したことを受け、自由北韓運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表は同日、聯合ニュースの取材に応じ、今後は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の頭上にさらに多くのビラを散布すると述べた。 統一部が告発を決めたのは、自由北韓運動連合と、朴相学氏の弟のジョンオ氏率いる「クンセム(大きな泉の意味)」の2団体。統一部は「両団体は北へのビラとペットボトルの散布活動により、交流協力法が定める搬出承認規定に違反した」と理由を説明している。これについて朴氏はこれまで15年間、統一部から承認を受けるよう指示されたことがないとし、金正恩委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が4日に出した談話で、脱北者団体によるビラ散布に不快感を示したことで、両団体を標的にしたのではないかと非難した。 統一部が両団体の法人設立許可を取り消すとしたことについては、「統一部は『逆賊部』のようなものだ」と述べ、自由北韓運動連合がそのような官庁に登録された団体であることが恥ずかしいと批判した。
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