新型コロナウイルスの検査所での消毒作業の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの検査所での消毒作業の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は10日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から50人増え、計1万1902人になったと発表した。死者は前日から2人増え、計276人となった。首都圏で集団感染が続いている。

 1日当たりの新規感染者数は、今月1~5日は30~40人台、6日と7日は2日連続で50人台を記録。8日と9日は30人台に減少していたが、再び50人台となった。

 新規感染者50人のうち43人は市中感染で、40人が首都圏で確認された。京畿道が20人、ソウル市が12人、仁川市が8人。このほか慶尚南道で2人、江原道で1人の感染が確認された。残り7人は海外からの入国者だった。

 ソウル市の繁華街・梨泰院のクラブで先月発生した集団感染は、物流センター、教会の集まり、訪問販売会社、卓球場などに連鎖的に広がっている。感染者がさらに増える可能性があり、防疫当局は警戒している。

 ソウル市冠岳区の健康用品の訪問販売会社と陽川区の卓球場に関係した感染者は増加傾向が続く。この会社に関連した感染者は前日正午時点で計68人、卓球場の集団感染に関係した感染者も計51人に増えている。

 散発的な集団感染も起きている。仁川市では小学生と中学生各1人を含む家族5人の感染が判明した。ソウル市江西区のコールセンターに関係した感染者も新たに4人確認された。

 中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。


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