元慰安婦の休養施設“平和のわれらの家”の故ソン・ヨンミ所長の葬儀場で追悼式が行われた(提供:news1)
元慰安婦の休養施設“平和のわれらの家”の故ソン・ヨンミ所長の葬儀場で追悼式が行われた(提供:news1)

「ソン所長の死は、社会的な死の性格が濃厚です。所長を死に追いやった我が社会の構成員すべては反省し、頭を垂れなければなりません」(ヤン・ヒョナ元慰安婦研究会会長)

韓国で会計不正疑惑問題などにより注目されている“日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)”がソウルで運営している、元慰安婦の休養施設“平和のわれらの家”の故ソン・ヨンミ所長の葬儀2日目である9日、故ソン所長の葬儀場で追悼式が行われた。

女性市民団体の主宰で開かれたこの日の式は、午後7時ごろから1時間ほど行なわれ、150人あまりが参加し葬儀場を埋めた。

参加者の韓国女性団体連合常任代表は「ソン所長をこのように送らなければならない現実が耐えられない」としながら「ここにいるすべての人は遺族であり、正義連である」と語った。つづけて「生前の所長と面識があったにせよなかったにせよ、ソン所長の生き方がどのようであったのかは皆知っているので、ここに哀悼し、女性人権平和運動の屈曲した過程を、すべての繋がった人々と共に妥協なく闘っていく」と強調した。

警察は、死亡原因の捜査とは別に、死亡の経緯に対する捜査も進める計画である。ソン所長は先月21日、検察が正義連の会計資料の一部が保管された“平和のわれらの家”を差し押さえ捜索したのち、「疲れた」と語っていたとされている。

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