平壌市内の小学校で登校が始まった(「メアリ」ホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
平壌市内の小学校で登校が始まった(「メアリ」ホームページより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルス対策のため、4月からの小中高校の新学期が延期されていた北朝鮮で3日、2か月遅れで登校しての授業が始まった。

 

 北朝鮮の対外宣伝メディア「メアリ」は4日、平壌市内の小学校で前日に映像による始業式が行われたと報じた。

 登校した児童らは授業中もマスクをつけていたが、机の間隔を開ける対策を取っている韓国とは異なり、依然として密集して座っている様子だった。

 また、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、咸鏡北道清津市の医大で各学部に消毒水の製造機を設置し、徹底した消毒を行っていると伝えた。

 同紙は「まだ新型コロナウイルスがわが国に入っていないからといって、油断したり緊張を緩めたりする現象が絶対に起こらないよう力を入れている」と強調した。

 北朝鮮ではこれに先立ち、4月20日前後から大学生と高級中学校の卒業学年(高校3年生)が登校を開始している。


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