現代自動車のSUV「パリセード」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
現代自動車のSUV「パリセード」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車と子会社の起亜自動車が5月の米国市場で比較的善戦し、新型コロナウイルスによる打撃から小幅回復したことが分かった。 現代・起亜自動車と米自動車専門誌オートモーティブニュースなどによると、両社は5月に米国市場で前年同月比18.5%減の10万4786台を売り上げた。 このうち現代自動車の販売台数は5万8969台で前年同月比13.8%減少し、前月(39%減)と比べ、減少幅が3分の1に縮まった。 新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)の中でも、小売販売は5%増加した。一方、法人やレンタカー会社など大口顧客への「フリート販売」は79%急落。フリート販売の割合は5%にとどまった。 現代自動車の米国法人は当初、5月の販売実績が約33%減少するとの見通しを示したが、予想に反して善戦したという。特に、大型スポーツタイプ多目的車(SUV)「パリセード」をはじめとするSUVが売り上げに貢献した。 現代自動車米国販売法人のパーカー副社長は、「デジタル販売の導入と適切な顧客プロモーションのおかげで注目すべき実績回復を達成した」と説明。新型コロナウイルスの影響で操業を停止していたアラバマ工場が先月4日から操業を再開したとして、今後についても肯定的な見方を示した。 起亜自動車は4万5817台を販売し、前年同月比23.7%減少した。  現代自動車と比べると多少不振だったが、「セルトス」や「スポーテージ」などのSUVが好調だった。 高級車ブランド「ジェネシス」の販売台数は1350台で、41.6%減少した。 現代・起亜自動車の米国市場での販売実績は、トヨタ自動車など日本車ブランドに比べて善戦したといえる。 トヨタ自動車の米国市場での販売台数は16万5055台で、前年同月比25.7%減少した。このうちトヨタが14万5057台で26.6%減少し、レクサスは1万9998台で18.5%減少した。 
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