韓国、今日から第3次の小・中・高校「登校開始」…カラオケ・インターネットカフェの“運営自粛”

韓国では今日（3日）から小・中・高等学校の登校が始まる。新型コロナウイルス感染症の流行がつづいているが、登校授業をこれ以上延期できないという韓国政府の判断で、5月20日と5月27日につづいて3回目の順次の登校開始である。韓国防疫当局は最近カラオケルームとインターネットカフェなど学生たちがよく行く施設で新型コロナが拡散しているため、6月14日の午前0時まで、これらの施設に対する運営自粛の勧告措置をとり、学生防疫に手綱をしめた。

今日、韓国教育部（文部科学省の旧文部省部門に相当）と中央防疫対策本部によると、この日から高校1年、中学2年、小学3年と4年生の登校授業が始まる。5月20日に高校3年、5月27日に高校2年と中学3年、小学1年と2年、幼稚園生につづいての第3次の登校開始となる。

韓国中央防疫対策本部の副本部長は去る2日の定例会見で「3日から小・中・高校の生徒たちの登校授業が追加で始まる」とし「防疫当局は学校、地方自治体と協力して緊急状況発生に備えて、迅速な措置をとるなど、協力対応をしていく」と語った。

1次から今回の3次の登校授業がなされれば、韓国の学生459万人が密集場所に集まるようになる。防疫当局はすでに学校防疫守則を作り、これを守れるよう万全を期しているが、放課後の時間も問題となると指摘されてきた。学生たちが主に立ち寄るカラオケルームとインターネットカフェ、塾などはそれこそ密集された場所なので、新型コロナの感染伝播に一層弱い点だと言わざるを得ない。

これにより韓国政府は、2次の登校授業が開始された直後、5月29日午後6時から6月14日午前0時までの17日間、カラオケルームとインターネットカフェ、塾などの運営自粛を勧告している。