新型コロナ関連の「子どもの奇病」、13か国で数百人が発症(提供:news1)
新型コロナ関連の「子どもの奇病」、13か国で数百人が発症(提供:news1)
26日に韓国で発症事例が確認された「子どもの奇病」(多器管炎症症候群)は、新型コロナウイルス感染症と関連する疑いのある珍しい疾患だ。

◇英国で初めて報告される:世界保健機関(WHO)と米国疾病予防管理センター(CDC)が「小児多発性炎症症候群(pediatric multisystem inflammatory)と名付けた子どもの奇病は、先月末に英国ロンドンで初めて報告され、最近は欧州と米国を中心に発症事例が相次いでいる。

英国では、100人の子どもがこの奇病にかかったことが報告され、フランスでも125件の類似した事例が出た。米国でもワシントンDCで 23人、ニューヨーク市で147人など、20州以上の地域で数百人の患者が報告された。このような事例は世界13か国で確認され、今後も拡大される可能性がある。

◇ニューヨーク州の患者の60%が新型コロナ陽性:子どもの奇病は、川崎病として知られていたが、ニューヨーク州の患者の60%が新型コロナウイルスの陽性反応を示したという事実が知られると、同ウイルスの合併症であるという分析も出ている。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのある小児感染病・免疫学博士は、BBC放送に「子どもの奇病が、新型コロナウイルスの大流行する中で起きているという事実は、二つの疾病が関連していることを示唆している」とし「新型コロナウイルスのピーク3・4週間後に、奇病の事例がピークに達していることを推し量ると、奇病は同ウイルス感染後の現象であるようだ」と説明した。

CDCは、子どもの奇病(公式名称MIS-C)を△24時間の間に38度以上の発熱と多器管(心臓・腎臓・呼吸器・血液・胃・皮膚など)の異常など、重症疾患の証拠があり、△置き換える他の診断名がなく、△新型コロナウイルスの検査で陽性反応となったり、症状開始前の4週間以内に同ウイルスにさらされた場合と定義している。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 99