ソウル西部地検=(聯合ニュース)
ソウル西部地検=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル西部地検は21日、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が慰安婦被害者の「憩いの場」としてソウル市麻浦区に購入した施設「平和のわが家」の家宅捜索を行った。

 

 これに先立ち、複数の市民団体が正義連の後援金横領疑惑、ソウル郊外の京畿道安城市にある建物の購入と売却に絡む疑惑などに関し、正義連前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員をはじめとする関係者を検察に告発した。

 「平和のわが家」は尹氏の住所として登録されており、実際に住んでいない場所を居住地として届け出る偽装転入疑惑も取り沙汰されている。これに対し、正義連側は「住民登録上は(慰安婦被害者の)故・金福童(キム・ボクドン)さんと吉元玉(キル・ウォンオク)さんの住所となっており、(被害者の)おばあさんの死亡届けを出さなければならない場合に備えたものだ」と釈明していた。

 同地検は前日、正義連の事務所と「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協、正義連の前身)の事務所所在地となっている建物への家宅捜索を実施している。


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