チュ・シンス、MLB開幕に懸念「命がけは嫌…私たちが知らないこと多い」

チュ・シンス（37、テキサス・レンジャーズ）がメジャーリーグの開幕の動きに懸念の声を出した。

チュ・シンス の最新ニュースまとめ

　米国テキサスの地域紙「ダラス・モーニングニュース」は14日（以下、日本時間）、メジャーリーグ開幕に反対する選手たちの意見を伝え、チュ・シンスのコメントを紹介した。

　チュ・シンスは「命をかけたくない」とし「まだ私たちは知らないことが多い。開幕は難しい決定となるだろう」と述べた。まだ米国内の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）状況が収まっていない状況で、性急な開幕は危険だということだ。

　「ダラス・モーニングニュース」はこうしたチュ・シンスの声を伝え、「子ども3人を抱えているチュ・シンスは、自分と家族の健康を脅かす大リーグ開幕を望んでいない」と説明した。

　また、メディアはチュ・シンスのチームメイト右腕カイル・ギブソンを例に挙げ、「ギブソンは昨年、潰瘍性大腸炎と診断された」とし、「新型コロナウイルスによって深刻な合併症を誘発しかねない選手の場合、生命が危険に陥る可能性もある」と懸念を示した。

　最近、メジャーリーグは開幕に向けて本格的に動いている。MLBコミッショナーが提案した7月初めの「無観客開幕案」を球団オーナーらが承認し、これは最後の関門である選手労組の同意を待っている。

　しかし、選手たちは開幕に否定的な立場だ。チュ・シンスがベテランとして先頭に立って、選手たちの立場を代弁した。