「原子力分野の協力、支障なく推進」＝韓国・UAE、原子力協力ビデオ会議

韓国外交部(日本の外務省に相当)は12日、韓国とアラブ首長国連邦(UAE)の原子力高官級協議会の両国実務グループ代表主宰の下、「韓国・UAE原子力協力関連ビデオ会議」を実施したことを明らかにした。

外交部によると、この日のビデオ会議では、両国の「特別戦略的パートナー関係」の中核軸である原子力分野の協力履行状況を点検し、今後の計画を協議した。

両国は、今年中にお互いの都合のよい時期に「第3次韓国・UAE原子力高官級協議会」を韓国で開催することに合意した。

また、高官級協議会傘下の3つの実務グループ(△バラカ原発協力および第3国原発事業の共同進出△原子力科学・技術研究開発(R＆D)△原子力安全規制・核安全保障)別に合意事項の履行を緊密な協議の下、推進していくことにした。

外交部は、今回のビデオ会議は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大状況下でも、両国間の「特別戦略的パートナー関係」の核心軸である原子力分野の協力が滞りなく推進されるよう点検をするきっかけになったと評価した。

この日のビデオ会議には、韓国側代表としてパク・イル外交部原子力不拡散外交企画官が、UAE側代表としてナセル・アル・ナセリ(Nasser Al Nasseri)バラカ原社最高経営者(CEO)が参加した。

韓国とUAEの原子力高官級協議会は、両国間の原子力協力諸事項を議論するために、2018年に発足し、2018年11月にソウルで第1回目の会議を、2019年11月にアブダビで第2回目の会議を開催している。