韓国のパジュ(坡州)市から見える北朝鮮の様子(提供:news1)
韓国のパジュ(坡州)市から見える北朝鮮の様子(提供:news1)
北朝鮮の住民たちは、韓国ドラマを流布したり、聖書を所持したという理由で裁判を受けずに処刑されるなどの事例が発生しているということが明らかとなった。

今日(12日)韓国の統一研究院は“北朝鮮人権白書2020”を発刊し「北朝鮮では依然として住民たちの生命権がきちんと保障されていないものとみられる」とし「特に拘禁施設内で超法的、略式または恣意的に処刑がなされていると把握された」と伝えた。

この白書に載っているある脱北者の証言によると、2014年ハムギョンナムド(咸鏡南道)のある広場で韓国ドラマの流布および麻薬密売の罪で1人が公開銃殺された。この場面の動画を学校でみたということである。

この白書は「最近の何年間、麻薬取引行為と韓国録画物の視聴・流布行為に対する死刑事例が増加している」とし「麻薬が北朝鮮全域に拡散していて、住民たちが韓国の録画物を視聴・流布する事例が増え、北朝鮮当局は取り締まりと処罰を強化しているものと判断される」と説明した。

また2018年にピョンアンプクト(平安北道)で聖書を所持していたという理由で2人が公開処刑されたのを目撃したという証言なども収集された。

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