ユニセフ 「北朝鮮、国境封鎖で子どもの予防接種に支障」(画像提供:wowkorea.jp)
ユニセフ 「北朝鮮、国境封鎖で子どもの予防接種に支障」(画像提供:wowkorea.jp)
北朝鮮が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応のため、国境を封鎖した中、国連児童基金ユニセフ(UNICEF)は、北朝鮮の子ども予防接種プログラムに支障をきたしている。

 12日、VOA(米国の声)放送によると、ユニセフは「新型コロナウイルス東アジア太平洋地域状況報告書6号」で、国境閉鎖と北朝鮮行き(航空便)が不可能な状況のため、北朝鮮の子どもを対象にした日常的な予防接種プログラムに支障が生じていると説明した。

 ユニセフは、世界ワクチン免疫連合(GAVI)と共に、北朝鮮の乳幼児を対象に結核やはしか、B型肝炎などの主要予防接種を実施している。

 また報告書によると、北朝鮮内の新型コロナウイルス対応のために132万ドル(約1億4000万円)が必要だと明らかにした。これはことし3月に策定された募金額84万ドルよりも多い金額だ。ユニセフは、このうちこれまで47万6600ドルが募金され、目標額の64%が不足している状況だと付け加えた。

 ユニセフは、該当資金でウイルス対応必需品の購入や衛生サービス、危機コミュニケーション、健康や栄養サービス、子ども保護教育持続プログラム、データ収集事業などを展開する予定だ。

 これに先立って、ユニセフは北朝鮮の要請を受け、ことし3月末に医療用手袋やマスク、赤外線体温計などの新型コロナウイルス防疫物品を北朝鮮保健省に伝達した。

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