済州空港ではサーモグラフィーで到着した旅客の体温チェックが行われている=(聯合ニュース)
済州空港ではサーモグラフィーで到着した旅客の体温チェックが行われている=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は11日、新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合の目安として、これまでの発熱やせきなどの症状に加え、頭痛、味覚や嗅覚の異常などを加えたと発表した。 今回改定された指針では、これまでの発熱、せき、呼吸困難などに加え、悪寒、筋肉痛、頭痛、嗅覚や味覚の消失などが含まれた。 中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は定例会見で、「これまでの臨床情報をもとに、これらの症状がある場合は、有症状者として積極的に検査を勧告するようにした」とし、「そのほかにも医師の判断により検査を積極的に実施するよう案内している」と説明した。 多くの人が集まる施設での消毒に関する指針も改定された。  防疫当局は超音波、紫外線、青色LEDなどによる消毒には効果が認められず、使用を推奨しないと強調した。 また屋外での消毒薬の散布には科学的根拠がなく、消毒薬のまき過ぎは健康被害や環境汚染につながる危険があるため、使用を抑える必要があると説明した。 屋内ではエレベーターのボタン、手すり、ドアノブなど手が頻繁に触れる部分を、希釈した次亜塩素酸ナトリウム液(家庭用塩素系漂白剤)で頻繁に拭くことを勧めた。
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