青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが11日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は62.0%で、前週から1.4ポイント上昇した。3週連続で60%を超えている。不支持率は3.0ポイント下落の32.4%。

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 調査は4日と6~8日に全国の18歳以上の有権者2515人を対象に実施された。

 文大統領は、就任後最初のリアルメーターによる調査(2017年5月第3週)で81.6%の支持率を記録した。就任から現在まで3年間の支持率平均は58.5%で、最高値は17年5月第4週の84.1%だった。

 不支持率の平均は36.4%で、最も高かったのは側近のチョ国(チョ・グク)前法務部長官に絡む疑惑が盛んに報じられていた19年10月第2週の56.1%だった。

 リアルメーターは支持率の流れを4段階に分けて分析している。文在寅政権の発足後、18年の統一地方選までは高止まりし、支持率平均は71.1%となったが、それ以降の18年11月第4週までは調整局面となり平均61.9%だった。

 18年12月から今年3月までは支持率がボックス圏で推移し、平均47.8%にとどまったが、その後は新型コロナウイルス感染拡大への対応が高く評価され、再び上昇の流れをみせている。3月第4週から現在までの平均は58.0%。

 一方、今週の政党支持率調査で、進歩(革新)系与党「共に民主党」の支持率は前週より1.5ポイント下落の43.7%となった。同党所属だった呉巨敦(オ・ゴドン)氏がセクハラで釜山市長を辞任した問題や、先月の総選挙で与党の比例政党から出馬して当選した旧日本軍の慰安婦被害者の支援団体前理事長、尹美香(ユン・ミヒャン)氏を巡る論争などが影響したと分析される。

 保守系最大野党「未来統合党」は1.9ポイント下がり26.1%と、2月の結党以来の最低記録を更新した。総選挙で当選した同党所属の北朝鮮脱出住民(脱北者)、太永浩(テ・ヨンホ)氏らによる北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の健康不安を巡る主張が支持率下落の一因に挙げられる。 

 このほか、革新系「正義党」の支持率は5.9%、共に民主党を離党した元議員らによる「開かれた民主党」が5.3%など。無党派層は10.9%だった。


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