カード会社、明日から緊急災難支援金の申請受付開始…最初の週は5部制＝韓国

韓国のカード業界は、11日から4人家族基準で100万ウォン(約9万円)の政府緊急災難支援金の申請を受け付ける。最初の週には、申請が集中することに備えて、マスクの5部制と同じように曜日制で受付される。カード会社は、既存の使っているクレジットカード、デビットカードからも緊急災難支援金を受け取ることができるよう、ホームページやアプリケーション(アプリ)などのシステム構築を完了した。

与信金融協会によると10日、各カード会社は11日午前7時から政府の緊急災難支援金の申請を受け付ける。

申請1週目(11日から15日)には申請が集中されることが予想されるため、マスクの5部制と同じように曜日制方式が採択された。11日は出生年度の下一桁が1と6、12日は出生年度の下一桁が2と7、13日は出生年度の下一桁が3と8、14日は出生年度の下一桁が4と9、15日は出生年度の下一桁が5と0である。16日からは制限なく申請が可能だ。

カード会社別にみると、新韓・KB国民・現代・サムスン・ロッテ・ハナ・NH農協カードは、各社のホームページとモバイルウェブおよびアプリで申請を受け付ける。

なお、希望する金額を寄付することもできる。1万ウォン(約900円)単位で、1万ウォンから全額寄付することができ、寄付金を除いた残りの金額は、通常通り使用することができる。寄付金は、雇用保険基金の財源に組み込まれ、雇用安定・職業能力開発事業などに使用される。寄付する場合、年末調整時に15%の税額控除を受ける。

デパート、大型マート、大型家電量販店、オンラインショッピングモールなどでは使用できない。有名コーヒー専門店など本社直営フランチャイズの場合、本社所在地地域でのみ使用が可能だ。遊興・贅沢業種加盟店でも使用できない。

使用期限は8月31日までだ。未使用の残高は自動消滅し、国庫に返還される。

与信金融協会は「スミッシングやファーミングなどのオンライン詐欺を防止するために、携帯電話のメールや電子メールなどに、一斉インターネットアドレス(URL)リンクを送信しない」とし「URLが含まれているメッセージを受け取った場合、クリックせずにすぐに削除してほしい」と伝えた。