韓国前法相の妻　１０日午前０時に釈放＝地裁「証拠隠滅の可能性低い」

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は８日、娘の奨学金に絡む収賄罪や青瓦台（大統領府）高官時代の職権乱用罪などで在宅起訴されたチョ国（チョ・グク）前法務部長官の妻のチョン・ギョンシム東洋大教授の新たな逮捕状請求を棄却した。チョン被告は６カ月間の勾留期限が終わる１０日午前０時に釈放される。　チョン被告は娘の大学院不正入学を巡り私文書偽造などの容疑で昨年１０月に逮捕され、同１１月に業務上横領や詐欺、業務妨害などの罪で追起訴された。韓国では起訴から６カ月以内に一審判決が出なければ釈放すると定められている。　地裁は「被告が逃走する可能性がなく、（娘の）表彰状偽造などの罪について証拠調査が実施され、証拠隠滅の可能性が低い」と棄却の理由を明らかにした。