日曜日の3日、漢江沿いでピクニックを楽しむ人々=(聯合ニュース)
日曜日の3日、漢江沿いでピクニックを楽しむ人々=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大防止のため韓国政府が3月22日から実施してきた「社会的距離の確保」措置が5日に終了し、6日からは生活防疫(日常生活・経済活動とのバランスを取った防疫)に移行する。政府は5日、外出の自粛、集会の中止、教会や室内運動場の運営制限などを含む社会的距離の確保措置により、新規感染者が大きく減ったことに対し、「国民が防疫当局とともに成し遂げた成果」だと評価した。 政府の中央災難(災害)安全対策本部によると、1日当たりの新規感染者数は3月中旬には平均100人ほどに達していたが、一部制限を緩和した4月20日以降は平均9.1人に減少した。 対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官(保健福祉部次官)は定例会見で、「市中感染が続く中でやむを得ず取った社会的距離の確保措置に対し、国民が趣旨を十分に理解し、積極的に協力してくれたことに感謝する」と述べた。 6日から実施する「生活の中での距離確保」(生活防疫)に関しては、「日常生活と社会・経済活動を保障する一方、国民の個々人と社会が自ら防疫に責任を負う主体になるということだ」と説明し、引き続き協力を求めた。 13日からは、新型コロナの感染拡大で延期されていた小中高校の新学期の登校が高校3年生を皮切りに順次始まる。金氏は「学校で1人でも児童・生徒または教職員の感染が確認されれば、該当する学校全体でオンライン教育に切り替える」と説明した。
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