韓国のテ・ヨンホ未来統合党当選者は自身が主張していた身辺異常説が間違いだったという事実を認めた(提供:news1)
韓国のテ・ヨンホ未来統合党当選者は自身が主張していた身辺異常説が間違いだったという事実を認めた(提供:news1)
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長が“身辺異常説”の後、マスコミに登場した中、北朝鮮から亡命した韓国のテ・ヨンホ(太永浩)国会議員当選者は今日(2日)「北朝鮮の最高指導者の身辺に関する情報は“最高機密事項”だということが今回改めてわかった」と語った。そして自身が主張していた身辺異常説が間違いだったという事実を認めた。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

テ当選者はこの日、自身のフェイスブックに“金正恩の突然の登場に関する声明文”をあげ「今日、金正恩が北朝鮮メディアに突然登場し、この間広まっていた健康異常説は一旦払拭されたものとみている」と伝えた。

また「キム・イルソン(金日成)、キム・ジョンイル(金正日)の死亡当時に私が経験した事例を根拠として今回の状況を分析した」とし「また北朝鮮の最高指導者の身辺は北朝鮮の最高幹部たちも正確に知ることができない“最高機密事項”のため、一部で正確な状況を診断するのには限界があるという点を一貫して強調していた」とも伝えた。

つづけて「しかし、国際社会でこれだけ“健康異常説”が話題となる中、北朝鮮当局が長期間沈黙していたこと自体が“異例”だという事実、またこのような記事が世界各国に出されることに備えて北朝鮮の海外公館にある対応マニュアルなどを照らし合わせてみても、今回の北朝鮮の反応は特異なものである」と指摘した。

そして「この20日間キム委員長の健康には異常がなかったのだろうか」と疑心を表し「私の気になる点は、今日北朝鮮によって公開された写真の中でキム委員長の後ろにあった“車両”である」と指摘した。

テ当選者は「すなわち彼の父、故キム・ジョンイル(金正日)総書記が2008年に脳卒中で倒れた際、短い距離も歩けない中、現地指導の時ごとに使用していた車両が再び登場したことで、私の疑心はなくならない」と伝えた。

一方、テ・ヨンホ(太永浩)氏は、北朝鮮の元外交官。2016年7月、英国ロンドンで北朝鮮の公使として在任中、韓国に亡命した人物だ。先月の韓国総選挙で野党の未来統合党から立候補し、韓国の国会議員に当選した。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96