肥料工場の完工式に出席した金委員長=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
肥料工場の完工式に出席した金委員長=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が20日ぶりに公開活動を再開し健在ぶりを示した。 朝鮮中央放送は2日、金委員長が1日に中部・平安南道順川市にある肥料工場の完工式に出席したと報じた。 金委員長の公開活動は、先月11日に平壌で朝鮮労働党政治局会議を主宰して以来となる。 金委員長は最高指導者になって以降、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」(4月15日)に毎年、金主席らの遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を参拝していたが、今年は姿を見せなかった。そのため、健康不安説が浮上し死亡説まで流れたが、同工場の完工式出席でこれらの説を払拭(ふっしょく)した。 朝鮮中央放送は完工式が盛大に開かれ、金委員長が直接テープカットを行ったと報道。金委員長が工場について「党の政策の絶対信奉者たちが軍民一致の団結した力で創造した誇らしい結実だ」と述べ、工事関係者らをねぎらったと伝えた。 完工式には金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長、金在龍(キム・ジェリョン)首相、朴奉珠(パク・ボンジュ)党副委員長(国務委員会副委員長)、趙勇元(チョ・ヨンウォン)党第1副部長らも出席した。 金委員長は1月に今年最初の指導事業として同工場の建設現場を訪ね、長引く経済制裁を自力で突破するという意思を表していた。その後、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長(国務委員会第1副委員長)、朴奉珠氏、金在龍氏も相次いで訪問し、同工場の建設が北朝鮮の重点事業であることを示していた。
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