韓国の物流倉庫火災、事故前6度の「火災危険警告」を無視(画像:news1)
韓国の物流倉庫火災、事故前6度の「火災危険警告」を無視(画像:news1)
38人の犠牲者が発生した韓国・イチョン(利川)にある物流倉庫火災と関連し、この場所も含めた関連施設が当局より計6回にわたり「火災の危険が高い」との警告を受けていたことがわかった。

 30日、共に民主党のハン・ジョンエ議員室が入手した資料によると、韓国産業安全保健公団は、施工会社と発注会社など工事現場の関係会社に2度の書類審査と4度の現場審査を通して、「火災の危険性がある」と指摘されていた。

 当局は昨年4月、建設業の安定性と関連した「有害危険防止計画書」の書類審査では、火災と爆発防止計画を具体的に補完作成することなど条件5点を前提に「条件付き適正」診断を下した。審査等級は、最も危険レベルの高い「1等級」を付与していた。

 これらのことから、今回の火災事故は当局の警告を無視した「人災」の可能性も浮上している。現場にいた78人のうち38人が死亡、10人が重軽傷を負った。警察と消防当局などは30日午前より、火災原因の究明などのため合同鑑識を行なっている。

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