北朝鮮の最高指導者の健康問題が東アジアだけでなく全世界の安保に影響を及ぼすと報道された(提供:news1)
北朝鮮の最高指導者の健康問題が東アジアだけでなく全世界の安保に影響を及ぼすと報道された(提供:news1)
北朝鮮の最高指導者の健康問題が東アジアだけでなく全世界の安保に影響を及ぼすことから、このような事態に備えるべきであると米国の専門家たちの指摘が出ていると米国政府が運営する国営放送であるボイス・オブ・アメリカ(VOA)が30日報道した。

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この日、ワシントンの民間研究機関のハドソン研究所が開催した“北朝鮮の未来評価”討論会でハドソン研究所のパトリック・クローニン アジア太平洋上級研究員は「キム・ジョンウン(金正恩)国務委員長の健康に対する関心は、朝鮮半島と東アジア地域の安保が北朝鮮指導者の生死によってかなりの影響を受けるという点を意味する」と指摘した。

また「21世紀に新型コロナウイルス感染症、キム委員長の行方と状態、すなわち保健と健康に関する事案が安保問題になっているということが興味深い」と語った。

専門家たちは、キム委員長の健康異常説が大きく話題となった今回のことを通して、急変事態への対応計画の必要性を考えるきっかけとなったということに同意していた。

民主主義防衛財団(FDD)のデイビッド・マクスウェル主任研究員は「キム委員長の身辺に問題が起きれば、朝鮮半島と東アジア地域だけでなく全世界的に影響を及ぼす可能性がある」と語った。

つづけて「米国政府が今回のことを契機にいくつかの核心的な内容を検討すべきで、北朝鮮指導者の死亡事実がわかった時、米国と韓国が同盟の側面でどんな対応をするのかが重要である」と付け加えた。

また、米韓だけでなく米中韓の3国協力の必要性も提起された。マクスウェル主任研究員は「米中韓3国間“共同調整本部”を稼働させ、情報を共有することで緊張の高まりや誤った判断を防がなければならない」と強調した。

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