韓国のセルトリオンの研究陣が新型コロナの治療抗体の開発研究をしている(提供:news1)
韓国のセルトリオンの研究陣が新型コロナの治療抗体の開発研究をしている(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症事態の長期化により以前の日常への復帰が不可能だという分析が次々と出ている中、今後「抗体をもった人間」と「抗体をもっていない“非抗体人間”」の間で差別が起こるだろうという主張への関心は高まっていくとみられている。もちろん治療剤やワクチンの開発ができていない現状態がつづくと仮定してのことである。

ニューヨークタイムズのドナルド・マクニール・ジュニア医学専門記者は去る18日に掲載した「米国のコロナウイルス、これからの1年」という記事で、免疫のある人とまだない人の2種類に分類されると想像してみようと伝えた。

該当記事によると、全ての人がワクチンを受けることのできる時まで、パンデミックの状況が一日にして以前のように戻らないと仮定するならば、抗体をもった人とそうでない人の間に差別が起こるだろうと予測される。

抗体をもった人は旅行の自由と就業などの特権を得るようになるという説明である。世界保健機構(WHO)のデビッド・ナバロ 新型コロナ特使は「これは恐ろしい分裂になるだろう」とし「抗体をもった人は旅行と仕事ができ、その他の人は差別されるだろう」と伝えた。

ドイツでは、新型コロナの抗体を体にもっていて症状のない人たちにだけ正常に外出できる一種の証明書を発給しようという話が出ている。また中国では人々にQRコードを発給して自身の新型コロナの病歴や抗体保有を証明できるようにした。

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