セウォル号(資料写真)=(聯合ニュース)
セウォル号(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道・珍島沖で2014年に起きた旅客船セウォル号沈没事故に関する検察の特別捜査団は22日、当時の朴槿恵(パク・クネ)政権による事故調査妨害疑惑に絡み、行政安全部や企画財政部などの家宅捜索に入った。

 特別捜査団は政府世宗庁舎内の行政安全部の人事企画官室と経済組織課、企画財政部の安全予算課などに検事と捜査官を派遣し、事故の真相究明などに取り組んだ「セウォル号惨事特別調査委員会」の活動に関する内部文書などを押収させた。

 検察は、当時の政権側が特別調査委員会の構成や活動期間の縮小、予算削減などで同委の活動全般を妨害したとする犠牲者家族の主張と特別調査委の調査結果を基に、朴槿恵政権時の青瓦台(大統領府)による違法介入の状況を確認している。

 事故当日のセウォル号の航跡が改ざんされたとの疑惑についても捜査を開始した。


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