韓国のピョンテク(平澤)米軍基地(提供:news1)
韓国のピョンテク(平澤)米軍基地(提供:news1)
米国のドナルド・トランプ大統領は第11回 米韓防衛費分担金特別協商(SMA)について、韓国側の提案を断ったことを直接伝えた。

20日(現地時間)ホワイトハウスでの会見で「我々は韓国に多くの負担を要求している」とし「韓国がある程度の金額を提示したが断った」と伝えた。米韓両国の実務レベルでの交渉はなされている状況で、米大統領が直接その提案を断ったと語ることは異例のことである。

トランプ大統領はこの日「我々はすばらしい国を守っている。我々がしている内容の大きな部分を彼らに支払うように要求している。現在の状態は不公平である。自分の国の防衛のために寄与しようとする意志の問題だ」とも語った。

この間の韓国外交部(外務省に相当)と消息筋の発言を総合してみると、防衛費交渉は先月中旬の会議の後、水面下での交渉が続けられた結果、暫定妥結水準まで到達した。その後去る1日には暫定妥結案の合意がなされれば今月中に発表されるとの予想も出ていた。

しかし一日が過ぎて状況は一変した。韓国外交部は2日「防衛費交渉について両国の外交トップでも協議しつづけたが、まだ合意にいたっていない」と伝えた。

その後、英国の通信社は去る10日、韓国が“少なくとも13%”の引き上げ案を提示したがトランプ大統領はこれを断ったと報道した。

韓国側の要求に対してトランプ大統領が拒否の意思を公に発表した中、米韓の交渉チームは当分の間、その内部で立場を整え全般的に状況を見守るしかないとみられる。

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