施政方針演説を行う丁世均首相(手前)=20日、ソウル(聯合ニュース)
施政方針演説を行う丁世均首相(手前)=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は20日、国会本会議で第2次補正予算案の国会提出を巡って施政方針演説を行い、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策として緊急災難(災害)支援金を支給するための補正予算案の迅速な処理を求めた。

 

 丁氏は「国民が辛い時期を乗り越えるために少しでも足しになるよう、国会が補正予算案を迅速に処理することを切に願う」と述べた。

 これに先立ち、政府は16日、所得下位70%の世帯に最大100万ウォン(約8万8500円)の緊急災難支援金を支給する内容の7兆6000億ウォン規模の第2次補正予算案を国会に提出した。

 丁氏は、これまでの政府の対応はまだ十分ではないとしながら、国民や企業、自営業者などの苦痛は計り知れないと強調。「緊急災難支援金は新型コロナウイルスで苦境にある国民の所得と生計を保障し、消費を促進させるものだ」とし、「国家的災害に対応して至急に推進する事業のため、即時執行されることが最も重要だ」と力説した。

 また、補正予算案が国会を通過し次第、迅速に支援金を支給できるよう政府と地方自治体が協力体制を構築して準備を徹底していると説明した。


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