ソウルを抜け出し金海へ、携帯電話置いてレストランに…自己隔離違反の外国人7人を追放(提供:news1)
ソウルを抜け出し金海へ、携帯電話置いてレストランに…自己隔離違反の外国人7人を追放(提供:news1)
韓国法務部(日本の法務省に相当)は19日、自己隔離措置に違反した外国人7人を追放措置したと発表した。18日までに自己隔離措置に違反して追放された外国人は12人におよぶ。

法務部は、ソウルの自己隔離地を抜け出し、金海に無断で離脱したベトナム人夫婦2人と自己隔離期間中、ジョンナム(全南)ヨス(麗水)で船員と操業に出たベトナム人船員1人を14日に強制追放した。

ベトナム人船員は、出入国管理法第22条で規定している活動範囲制限命令に違反した疑いで、ベトナム人夫婦は、国内で不法就業した疑いで、それぞれ罰金が課された。

また、入国後の自己隔離措置に違反したクンサン(群山)にある大学に通うベトナム人留学生3人とソウルにある大学に通うマレーシア人留学生1人について、17日に追放の決定を下した。マレーシア人留学生にも、活動範囲制限命令に違反した疑いで罰金を課した。

ベトナム人留学生3人は、自己隔離期間中の離脱を隠すために、自己診断アプリがインストールされた携帯電話を自己隔離地に置いて、5時間におよんで飲食店など、複数の商業施設を利用したことが分かった。マレーシア人留学生も携帯電話を寮に置いて、3回も自己隔離地を離脱したことが確認された。

しかし、留学生の場合、出国するための航空便が中断されたりして、スムーズに手続きを進めることが困難であるため、保護した後に強制退去措置をとることにした。これらは、帰国する航空便の問題が解決され次第、すぐに出国する予定である。

法務部によると、入国者に対する義務的隔離が施行された1日以降、18日まで隔離措置に違反して追放された外国人は12人である。このうち隔離施設への入所を拒否して追放された外国人は4人、入国後の自己隔離に違反して追放措置された外国人は8人である。入国段階で隔離に同意せず、強制送還された外国人は29人である。

また、法務部は2月1日から新規に不法滞在となり、出頭申告によって出国した者と3月1日からの取り締まりにより、外国人に対して罰金を課した結果、15日までに1億930万ウォン(約1000万円)の罰金を徴収したと発表した。未納者は永久入国禁止措置を下した。

なお、法務部は20日から航空券の購入が難しく、出頭申告による出国ができない不法滞在外国人が、航空券がなくても、管轄出入国・外国人官署(日本の出入国管理局に相当)に訪問して、出頭申告できるよう措置した。

出国するための航空便がない点を考慮して、30日間出国を猶予されるが、航空便が運行再開されればすぐに出国しなければならない。ただし、30日以内に再開されない場合は、申告した出入国・外国人官署を再訪問し、延長しなければならない。
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