北朝鮮の具体的な制裁違反の事実が明らかになったとする国連報告書が出された(提供:news1)
北朝鮮の具体的な制裁違反の事実が明らかになったとする国連報告書が出された(提供:news1)
北朝鮮は、国連安全保障理事会が定めた限度を越えて、より大量の精製油を不法に輸入しているなど、具体的な制裁違反の事実が明らかになったとする国連報告書が出された。

17日(現地時間)米国政府が運営する国営放送によると、国連安保の対北制裁委員会はこの日に公開した年例最終報告書で、北朝鮮は精製油の輸入と石炭の輸出、サイバー攻撃、労働者派遣などの不法活動をつづけていたと指摘した。

報告書は、洋上で船から船へ船荷を積み替える“瀬取り”だけでなく、外国船舶が北朝鮮の港に直接ひんぱんに出入りし、昨年1月から10月の期間に北朝鮮が輸入した精製油は安保理が定めた年間限度50万バレルより8倍も多いものと推定している。

特に中国が積極的に北朝鮮の石炭輸出に関与したものとみられている。

また報告書は、ヨーロッパのプロリーグに進出している北朝鮮のサッカー選手たちもやはり、不法派遣労働者と判断し、対北決議違反であると指摘した。

これによりオーストリア当局は、北朝鮮のパク・クァンリョン選手に対する労働許可を終了させ北朝鮮への送還を決定したが、カタールリーグとイタリア3部リーグの北朝鮮選手が所属しているチームはこのことについてまだ立場を明らかにしていない。

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