退勤する現代自動車の職員(資料写真)=(聯合ニュース)
退勤する現代自動車の職員(資料写真)=(聯合ニュース)
【蔚山聯合ニュース】韓国・現代自動車の労働組合が17日、賃金凍結を検討する可能性を示唆したことで、関心が集まっている。 実利的で合理的な傾向にあるとされる現労組執行部は新型コロナウイルス感染拡大により産業界が危機的な状況にあることを考慮し、賃上げよりも雇用の安定に焦点を合わせる見通しだ。 現代自動車の労組はこの日、ドイツの金属産業労組と使用者側が今年3月末で満了する賃金に関する協約を今年末までに延長したと伝えた。 現代の労組は同協約について、「企業は雇用保障、労組は賃上げ要求の自制をするものと要約できる」と説明し、世界の自動車関連企業が集まっているドイツの金属労組と使用者が結んだ協約に注目する必要があると指摘した。 韓国の業界関係者は、現代の労組がこうした事例を紹介したのは、今年上半期中に始まる賃金交渉とも関係があるもので、賃上げ要求に代わり、雇用安定に尽力すると見通した。
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