ソウル市内の開票所で行われた比例の開票作業=15日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内の開票所で行われた比例の開票作業=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】15日に投開票された韓国総選挙(定数300)の結果、比例代表(47議席)は最大野党「未来統合党」が発足させた「未来韓国党」が19議席、与党「共に民主党」などが参加する「共に市民党」が17議席を獲得した。中央選挙管理委員会が16日発表した。 今回の総選挙から準連動型比例代表制(小選挙区連動型)が導入され、30議席は各党の小選挙区当選者数と政党得票率に基づき、残り17議席はこれまで通り政党得票率に基づいて配分された。 比例代表の議席を獲得したのは、得票率が3%以上だった未来韓国党、共に市民党、革新系「正義党」、中道系「国民の党」、共に民主党を離党した元議員らが立ち上げた「開かれた民主党」の5党。そのほかの政党は得票率が3%未満だったため、議席を獲得できなかった。 33.84%の得票率を記録した未来韓国党が19議席(連動型12、並立型7)を獲得した。 33.35%の共に市民党は17議席(連動型11、並立型6)を獲得した。 正義党(9.67%)は5議席(連動型3、並立型2)を獲得した。 国民の党(6.79%)と開かれた民主党(5.42%)はそれぞれ3議席(連動型2、並立型1)を獲得した。 比例代表名簿の順位により、各党の当選者も決定した。 未来韓国党からは1932年に中国・上海で日本軍首脳部に爆弾を投げつけた独立運動家、尹奉吉(ユン・ボンギル)の孫娘、尹柱卿(ユン・ジュギョン)前独立記念館長が名簿1位で当選。12位の北朝鮮脱出住民(脱北者)で人権団体「NAUH」の前代表、池成浩(チ・ソンホ)氏、外交部第1次官や国家安保室第1次長などを務めた6位の趙太庸(チョ・テヨン)氏も当選した。 共に市民党からは旧日本軍の慰安婦問題の解決を求め、ソウルの日本大使館で毎週「水曜集会」を開いている市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の尹美香(ユン・ミヒャン)理事長が名簿7位で当選した。故金大中(キム・デジュン)元大統領の三男、金弘傑(キム・ホンゴル)民族和解協力汎国民協議会代表常任議長も長男、次男に続いて国会議員となった。
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