文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】修学旅行中の高校生ら300人以上が犠牲になった2014年の韓国旅客船セウォル号沈没事故から6年となった16日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「私たちはセウォル号と共に泣き、共に責任を負うために行動し、互いに深く結びついた存在であることも知った」としながら、「新型コロナウイルス感染症に対するわれわれの姿勢と対策にはセウォル号の教訓が生きている」と述べた。SNS(交流サイト)にメッセージを掲載した。

 文大統領は、新型コロナウイルス感染が拡大する中で国民は人命を失うまいと、マスクの着用と社会的距離の確保、自主隔離に取り組んでいるとして、「社会的責任を遺産にしてくれた子どもたちを記憶し、国民に感謝する」と述べた。その上でセウォル号の事故を機に約束した「安全な国」を常に考え、関連事業を推進する一方、真相解明に最善を尽くすと強調した。

 また、新型コロナウイルス収束後の日常はこれまでとは全く異なるとの見方を示した上で、災害などへの対応を徹底すると言及した。感染して亡くなった人たちの冥福を祈るとともに家族へお悔やみの気持ちも伝えた。


Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0