自主隔離違反で60代の男が逮捕された=14日、ソウル(聯合ニュース)
自主隔離違反で60代の男が逮捕された=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国から韓国に入国し、新型コロナウイルス対策のため自主隔離の対象となった60代の韓国人の男がサウナなどを訪れるため2回にわたって無断で外出したとして、感染症の予防および管理に関する法律違反の容疑で逮捕された。 ソウル東部地裁は14日、この男の逮捕状の発付可否を決める審査を行い、逮捕状を発付した。自主隔離違反で逮捕状が発付されたのは今回が初めて。 男は10日に米国から入国。自主隔離の対象となったが、翌日に無断で外出してソウル市内を移動し、同日午後2時ごろ通報を受けて出動した警察により自宅に帰された。だが同じ日に再び外出してサウナや飲食店に行き、拘束された。 男は新型コロナウイルスの感染の有無を検査した結果、陰性の判定を受けたが、警察は13日に逮捕状を請求した。 政府の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長(保健福祉部公共保健政策官)は14日の会見で、この男が入国審査のときから非協力的な態度だったとし、携帯電話の番号について虚偽の申告をしたことも確認されたと説明した。 改正感染症予防法の施行に伴い、罰則が強化され、自主隔離などに違反した場合、1年以下の懲役または1000万ウォン(約88万円)以下の罰金が科せられる。 ソウル警察庁は13日、自主隔離措置に違反した28人を調べ、うち3人を送検したと明らかにした。
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