明日より米国からの入国者を対象に全員検査…ビザのない入国者も遮断=韓国(提供:news1)
明日より米国からの入国者を対象に全員検査…ビザのない入国者も遮断=韓国(提供:news1)
韓国政府が明日から海外90か国を対象に、ビザを持たない短期滞在目的の外国人の入国を制限する。また、米国からの入国者全員を対象に、隔離3日以内に保健所において新型コロナウイルスの診断検査が受けられるよう措置する。

疾病管理本部・中央防疫対策本部長は、12日の定例会見で、「3月18日、米国からの海外渡航歴のある感染者が初めて発生した後、最近はその数が増加している」とし、「13日0時から米国からの入国者の管理を強化する予定だ」と明らかにした。

これにより、明日0時から米国から入国する韓国人と長期滞在目的の外国人全員は、新型コロナウイルスの診断検査を自己隔離して3日以内に受けることになる。これまで米国からの入国者は、自己隔離後に症状がある場合のみ診断検査を受けたが、今後は全員が検査対象となる。

しかし、米国から短期滞在目的で入国する外国人は、この検査対象に含まれない。これらの者は、施設隔離後、能動監視対象として症状がある場合のみ診断検査を実施する。疾病管理本部・中央防疫対策本部長は、「米国地域社会におけるリスクが増加している状況で、感染リスクが増加したと判断した」と説明した。

現在、海外渡航歴のある同ウイルス感染者数は912人で、このうち37.6%の343人は、米国からの入国者である。この感染者数は、欧州からの入国者に続いて多い数であるが、最近の状況では、米国からの入国者が感染しているケースが多くなっている。

直近の2週間で確認された海外渡航歴のある感染者459人のうち、米国からの入国者は、欧州からの入国者よりも多い228人となっており、全体の49.7%を占めることが分かった。防疫当局が、米国からの入国者全員に対して、調査を実施することにした理由だ。

特に、明日からは、短期滞在目的の外国人の入国を制限する措置も強化される。海外90か国からビザなしで韓国に訪れる外国人に対して、入国を制限する。短期滞在目的の外国人の入国者数をさらに減らすための措置だ。

疾病管理本部・中央防疫対策本部長は、「これまで海外からの入国者数は、著しく減少しているが、まだ1日当たり5000人程度の入国者がおり、そのうち外国人が20%前後の割合を占めている」と述べた。

続けて「既に短期滞在目的の入国者に対して、14日間施設隔離することを義務付けたが、それでもある一定数の入国が続いている」とし、「もう少し短期滞在目的者に対した入国を制限するような意味で、ビザを持たない者の入国制限を実施することを決定した」と付け加えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0