北朝鮮は韓国と米国が提案している外部からの防疫協力には消極的な態度で“距離の確保”をつづけている(提供:news1)
北朝鮮は韓国と米国が提案している外部からの防疫協力には消極的な態度で“距離の確保”をつづけている(提供:news1)
北朝鮮は新型コロナウイルス感染症事態に対応するため、国家非常防疫体系の宣言(1月24日)をしてから2か月あまりが過ぎたが、内部に対する措置はすばやく施行した反面、外部からの防疫協力には消極的な態度をみせている。

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これについては、「自力更生」(他人に頼らず自力で物事を行なうこと)を通して国民を“正面突破”させようとする北朝鮮当局が、新型コロナ防疫の業績をキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮国務委員長の宣伝に活用するためであると分析されている。

北朝鮮は中国武漢で新型コロナによる最初の死者が発生して以降、国境遮断、鉄道などの交通機関の中断など、すばやく全方位的な防疫活動を展開してきた。

特に北朝鮮は新型コロナについて住民たちに海外の動向を詳細に伝え、衛生教育を強化している。

一方、北朝鮮は韓国と米国が提案している外部からの防疫協力には消極的な態度で“距離の確保”をつづけている。

また、外部からの医療用品などの支援物資の搬入にも消極的である。

北朝鮮の脆弱な保健衛生環境では、米国や韓国の支援を受けざるを得ない状況にあるにもかかわらず、これを受け入れず「自力更生」を進めているのは、状況発生が1か月過ぎた時点でキム委員長が防疫にある程度自信をもったからではないかと専門家はみている。

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