丁首相はこの日の午前、韓国政府ソウル庁舎で開かれた中央災難安全対策本部会議で「新型コロナウイルス感染症が発生して以来すべての国民たちが参加してくださっている中、社会的距離戦略を実践してきた。そして子供たちの新学期のために2週間前からはより強力に実践してきた」と説明した。
また「その結果、米国やヨーロッパ各国と比較してみると、より感染から安全な環境を維持している」とし「韓国内の感染は我々の医療システムが対応できるレベルで管理されていて、感染経路の不明な感染者が大きく減少した」と評価した。
つづけて「教会や保育園など、人の密集する施設の感染が大きく拡散していないのは、社会的距離戦略の成果である」とし「困難な中でも進んで日常を犠牲にしながら強力な社会的距離戦略に積極的に協力してくださっている国民の皆様に深く感謝申し上げる」と語った。
しかし「状況は依然として厳重である」とし、海外からの流入の事例が増え、学校の新学期が遅れた点、首都圏での感染の勢いが鎮まっていない点、全世界の感染者が100万人を越えながら世界的大流行がつづいている点を指摘した。
丁首相は「経済活動に支障が生じながら生計が困難になっている方々もいらっしゃり、社会的距離戦略をつづけることで莫大な費用を伴っている事実についてよく認識している」としながらも「しかし、今は絶対緊張を解くことができない状況である」、「ここで(緊張を)緩めればこの間の努力が水の泡となってしまう」と強調した。
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