ドゥケ大統領と電話会談を行う文大統領(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ドゥケ大統領と電話会談を行う文大統領(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、コロンビアのドゥケ大統領と電話会談し、新型コロナウイルスへの対応などについて意見交換した。

 青瓦台(大統領府)によると、文大統領はコロンビアでも少なくない感染者や死者が出たことに哀悼の意を示し、早期の収束を願った。

 ドゥケ大統領は韓国が新型コロナウイルスに見事に対応していると評価し、「韓国の対応に深い敬意を表し、(韓国の対応を)学びたい」と言及。韓国政府がコロンビアに人道支援を行う方針を決めたことに謝意を示した。その上で、「新型コロナウイルスへの対応経験を共有してくれれば、大きく役立つ」と述べた。

 これに対し、文大統領は「コロンビアは朝鮮戦争当時、戦闘兵士を派遣し、自由と平和のため一緒に戦った友好国」とし、「韓国は中南米地域より先に(新型コロナウイルスが)拡大し、相対的に多くの経験と臨床情報を蓄積しているため、コロンビアを含め国際社会と積極的に共有する」と応じた。

 ドゥケ大統領は「文大統領は私の友人」と述べ、重ねて謝意を示した。

 ドゥケ大統領は4月に韓国を国賓として訪問する予定だったが、コロンビア側の国内事情などで延期となった。両首脳は新型コロナウイルスを巡る状況が安定すれば、外交ルートを通じてドゥケ大統領の訪韓を調整することにした。


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