仁川国際空港に設置された新型コロナウイルス検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川国際空港に設置された新型コロナウイルス検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は1日午前0時から、新型コロナウイルスの流入防止のため、全ての入国者に対し14日間の自主隔離を義務付ける措置を開始した。 政府の中央災難(災害)安全対策本部は先月29日、最近の海外からの感染者流入増加を受け、入国者に対する防疫を強化する方針を発表。欧州と米国からの入国者に義務付けていた自宅または施設での自主隔離の対象を拡大し、国籍を問わず全入国者とした。 検疫強化に伴い症状がある入国者は空港で新型コロナウイルス検査を受ける。 症状がない場合、韓国人と長期滞在の外国人は本人の居住地で、国内に居住地がない短期滞在の外国人は臨時施設で14日間の隔離生活を送る。隔離期間中に症状が出た場合はウイルス検査を受ける。 無症状の短期滞在外国人は、入国前に韓国大使館で訪韓の妥当性が記された「自主隔離免除書」の発行を受けた場合のみ隔離が免除される。 欧州からの入国者に対しては厳しい検疫が維持される。無症状でも外国人は滞在期間に関係なく空港で必ずウイルス検査を受ける。韓国人は入国後3日以内に検査を受けなければならない。 一方、隔離規定を守らなかった場合は1年以下の懲役または1000万ウォン(約90万円)以下の罰金に処される可能性がある。外国人は出入国管理法に基づき強制追放や入国禁止の対象になる恐れがある。 また、全入国者は必ず空港から自宅や施設に直行しなければならない。政府は乗用車を利用するよう積極的に勧めている。乗用車での移動が難しい人は、海外からの入国者だけを乗せる空港リムジンバスや高速鉄道(KTX)の専用車両を利用できる。一般市民との接触を遮断するため、空港鉄道は利用できない。済州島居住者を除き国内線の利用も禁じている。
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