韓国化粧品の売り場を訪れた中国人観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国化粧品の売り場を訪れた中国人観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中国の輸入化粧品市場で昨年、韓国が日本に1位の座を明け渡したことが分かった。 大韓化粧品産業研究院と国際貿易センター(ITC)によると、昨年の中国における化粧品の国別輸入額は日本が36億5815万ドル(約3947億円)で最も多く、次いでフランスが33億2687万ドルで2位、韓国が33億2251万ドルで3位だった。 中国の輸入化粧品市場は2015年までフランスが1位だったが、16年からはKビューティー(韓国発の美容、化粧品)を前面に押し出した韓国が3年連続でトップを守った。 しかし、中・低価格製品に力を入れていた韓国は、中国の高級化粧品市場の成長に伴い 昨年順位を落とした。日本は18年の2位から順位を上げた。 韓国の化粧品輸出に占める中国の割合は50%に迫るが、新型コロナウイルスの感染拡大に加え中国市場の不振がさらにKビューティーを窮地に追い込むことになるとの見通しもある。 業界からは免税店や、免税品を大量に買い込む「運び屋」に集中している販売網とマーケティング戦略を多角化し、急成長する中国の高級化粧品市場に積極的に進出すべきだと指摘する声が出ている。
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