ドライブスルー、ウォーキングスルーなど“非対面検診”からオンラインシステムを活用した在宅勤務とサイバー講義、TV面接を利用した採用方式の導入まで、“非対面文化”が全方位的に浸透していっている。
産業界も同様である。オンラインモールを中心とした流通チャンネルを越え、新型コロナ事態の長期化で絶体絶命の危機にぶち当たっている各分野の業界が相次いで“非対面マーケティング”に向かっている。
特にホテルや遊戯施設などのレジャー施設につづいて不動産市場まで、そして“オフライン空間”を基盤とした産業にまで、非対面サービスが勢いづいている。新型コロナの事態によって最も大きな被害を受けたこれらの業界は生存の模索のために身もだえしはじめたということである。
高級ホテルは、史上類を見ない“半額割引き”につづき“アンタクトプロモーション”にでた。今までの不況にも毅然としていた特級ホテルも新型コロナにより予約率が80%から90%も落ちてしまい、特別な対策をとっている。
新羅(シルラ)ホテルなどは、職員や人々との接触が多いレストランではなく、客室で食事のできる“ルームサービス パッケージ”を実施している。
不動産市場でもアンタクトの風が吹いている。分譲市場ではユーチューブなどの動画や仮想現実(VR)の技術を利用した“サイバーモデルハウス”をオープンさせるなど、非対面マーケティングが注目されている。
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