企業10社のうち7社、新型コロナで採用延期・取消…「マスク着用し面接も」＝韓国

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）事態が長期化し、企業10社のうち7社は採用を延期・取り消すことがわかった。

　「JOBKOREA」は去る16～24日、人事担当者489人を対象に、「新型コロナ関連の採用計画変化」について、アンケート調査を実施した結果、74.6%は予定された採用計画を延期したり、取り消したと回答したと25日、明らかにした。

　具体的には「延期された採用計画がある」との回答が46.0%、「取り消した採用計画がある」13.9%、「延期した採用と取り消した採用計画の両方ある」との回答が14.7%だった。「変化なく予定通り行う」との回答は25.4%と集計された。

　採用の延期や取り消しの理由（複数回答）には「社会的距離の確保の一環で、新型コロナの感染拡大を防ぐため」との回答が63.3%で最も多かった。続けて「まず状況を見守ってから再び行うため」との回答が37.5%だった。

　この他に「市場状況など今後の不振が予想されるため」（35.9%）、「利用量の低下・売上下落など実際に事業不振に見舞われて」（28.5%）、「志願者が面接を取りやめるなど採用が円滑に行われなくて」（18.9%）などの回答もあった。

　採用再開の時期については40.5%が「まだわからない」と回答し、「事態収拾後に再開する」は34.2%、「近いうちに再び行う」は21.9%と集計される。「再開しない」との回答は3.3%だった。