新型コロナで1・2月、北朝鮮の中国輸出72%の急減(提供:news1)
新型コロナで1・2月、北朝鮮の中国輸出72%の急減(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、去る1月と2月、中朝交易が急激に減ったと米国の声(VOA)放送が25日、伝えた。

 同日VOAは「中国海関総署貿易資料」を引用し、2020年1~2月、北朝鮮が中国に1067万ドル(約11億8000万円)を輸出したと報じた。

 これは2001年の413万ドル以来、最も少ない額だ。19年ぶりに最低値を記録したということだ。また昨年2019年3809万ドルと比較すると、約72%減少した水準だ。

 北朝鮮の対中輸入額も大幅に減少した。同期間、輸入額は1億9739万ドルだ。 2019年に比べて23%減少した。北朝鮮の1~2月の対中輸入額が2億ドルを下回ったのは2009年の1億7580万ドル以来、初めてだ。

 北朝鮮経済の専門家ウィリアム・ブラウン米ジョージタウン大学教授は「北朝鮮の対中輸出実績が依然として良くない状況で、輸入部門での減少まであらわれた」とし「北朝鮮の輸入減少が、住民の生活水準に影響を及ぼす可能性があり、北朝鮮政権も十分憂慮すべき事案」と指摘した。

北朝鮮にとって中国は重要な外貨収入源だが、北朝鮮は新型コロナ防疫に総力を挙げようと1月末に国境を封鎖した。



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