国会予算決算特別委員会で答弁する丁世均首相=11日、ソウル(聯合ニュース)
国会予算決算特別委員会で答弁する丁世均首相=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は11日の国会予算決算特別委員会で、今年上半期に予定されている習近平中国国家主席の訪韓について、「われわれがどのように新型コロナウイルスに打ち勝つかによっては可能性があると考える」と答弁した。 韓日関係については、半導体・ディスプレー材料3品目の対韓輸出規制強化や、輸出管理の優遇対象国「グループA(旧ホワイト国)」からの韓国除外、先ごろ実施された韓国からの入国制限強化など、日本の一連の措置は穏当ではなく、友好関係を持つ隣国としては望ましくないと判断しているとし、「それでも韓国は国益の観点から日本の措置に対して非常に節制された対応を取っている」と評価した。 また、「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を含め、韓日間には様々な懸案があるが、対話を続けて意思疎通を図り、関係を好転させるための努力を維持することが望ましい」との見解を示した。 一方で、慎重に扱うべき軍事情報を交換するGSOMIAは、現在の両国関係では適切ではないとの指摘に対しては「同意する」とし、「国益を守る努力をしていく」と述べた。 北朝鮮との保健分野の協力については、「現在、南北関係が円満でないため、われわれの善意がうまく伝わらない状況であると認識している」と話した。
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